丹青

Tales,小説ゼロしい

テイルズオブシンフォニアの、ラタトスク後のゼロスとしいなのお話です。

※ゼロしい恋愛要素あり(元カノ設定有効です)

お好きな方はどうぞ!


 

「あーら、誰かと思ったらミズホのしいなじゃありませんの」
 旧テセアラと旧シルヴァラントの親善大使としての役割を果たしているしいなが、テセアラ側の交渉担当を担っているかつての仲間の屋敷に足を踏み入れた途端、玄関ホールに張り出している中二階のテラスから可愛らしい声が降ってきた。
 一瞬だけ顔をしかめるが、涼しい顔を完璧に作り上げて振り仰ぐ。案の定、そこには桃色の髪の少女が手摺りに軽く手を掛けて立っていた。
「ワイルダー家へようこそ。何のご用かしら? 生憎、セバスチャンは出払ってますのよ」
 誰に用があるのかなど解りきっているだろうに、わざとらしい口調で述べるこの屋敷の主の妹、セレスに向かってしいなは懐から出した一通の手紙を出して示した。
「あんたのお兄様に用があってね。通らせてもらうよ」
 ま、とセレスは顔をしかめた。しかし、それ以上言いつのることもなく、すいと踵を返す。
「どうぞ、ご自由に。お兄様ならお部屋にいらっしゃいますわ」
「そう。ありがと」
 答えて、深紅の絨毯がひかれている階段を昇っていく。何やらぶつぶつ言いながら、セレスは自室なのだろう、二階にある一室の扉向こうに消えた。
 ――お兄様を誑かす雌猫、覚悟!
 そう叫びながら襲いかかってこられたのが初対面だったからどうしようもないが、どうにもあの少女には嫌われているような気がする。兄は全然かけらも最初から可能性も考慮していないようで気付いていないが、あの少女ははっきりとブラコンの気がある。
 たった一人の肉親である兄を慕いたいのに、愛情表現の方法がわからずにすれ違っていた兄妹だが、軟禁状態だった修道院を出てこの屋敷で共に暮らす程には歩み寄っているらしい。
 それは、華やかな生活を楽しんでいるように見えて、実のところ孤独の内にある彼には良いことなのだろう。そんな事を考えながら、扉をノックする。
「どーぞー」
 気楽な返答に、相変わらずだねぇと苦笑しながら取っ手に手を掛ける。よく手入れされている扉は、古めかしい意匠にも関わらず、ほとんど音もせずに開いた。
 扉の向こう一面の壁がガラス張りになっているその部屋で、ソファのクッションに沈んでいた紅の頭が動く。
「セレスか? カードの再戦なら夕飯の後に――なんだ、しいなか」
「あたしで悪かったね」
 軽く歯を剥くようにしてそう答えて、扉を閉める。もそもそと起き上がりながら目のあたりをこする姿に、しいなは短く息を吐いた。
「なんだい、こんなに日が高いのに昼寝かい?」
 ソファの上にあぐらをかくようにして座ったゼロスが、まだ寝ぼけた声で唸る。
「昨夜、セレスが寝かしてくれなかったのさ。手を抜いて負けてみても怒る、普通に勝っても怒る。向こうが睡魔に負けてくれるまで延々カード」
「……平和なことで」
 兄に相手してもらいたいがばかりに、もともと病弱な体を保たせるためだったエクスフィアの力を使って、闘技場にまで乗り込んできたかつての事を思えば、なんとも平穏なやりとりである。
 苦笑しながら、備え付けてある水差しから一杯水を汲んで、ゼロスに差し出す。短い礼と引き替えに、グラスはゼロスの手に渡った。
「んでこっちが親書。教会に関する件はほぼこれでいいだろうって返事がそれ。土地の線引きをする前の調査隊として、向こうも学術都市だったパルマコスタの学生達を派遣するってさ」
 差し出した親書を確認もせず、ゼロスはそれをソファの横にある飾り棚に置いた。
「そいつぁ良かった。まあ技術ならテセアラのが進んでたっつっても、まさかこっち側だけでやるわけにもいかねーしな」
 同意の頷きを返してから、しいなは顔をしかめた。動いたために窓から差し込む陽の光があたり、くっきり浮かび上がったゼロスの顔には、疲労が色濃く刻まれていたのだ。
 ゼロスの手中で弄ばれていた、とっくに空になったグラスをひったくって、ワゴンの上に戻す。
「あんた、昨日だけじゃないだろ、その顔」
「あん?」
「あん? じゃないよ。あの旅の真っ最中だって、そんなすごいクマこさえた事なかっただろ」
 親書は逃げないし、報告も後回しにするからもう休め、そう続けようとしたしいなの前で、ゼロスは軽く肩をすくめた。
 いつもの笑み。それが当たり前になりすぎて、本当の笑顔を知らなければこれがゼロスの笑顔なのだと、信じてしまいそうな作り笑い。
 その顔で、ゼロスはオーバーに両腕をあげて見せる。
「しょーがないだろー? 俺さまの体は一つ。ハニーは両手でも足らない。そりゃもうゆっくりしてる暇なんてありゃしない」
「セバスチャンと国王とその側近と教会のお偉方とリーガルがハニーとは、あんたの趣味も悪くなったもんだね」
 切り返した途端、ゼロスはソファの背にもたれかかるようにして脱力した。
「なーんだ、知ってんのかよ。しいなは人が悪くなったな」
 ここ連日、急激に進行し始めた旧シルヴァラントとの交渉の件で上層部がすったもんだの会議を続けていることは、王都に入る前に仲間から報告を受けていた。だから報告も急ごうと思ったのだが、それよりゼロスが明らかに疲労を見せているのが気になる。
 いつでも人に弱みを見せたがらないこの男が、顔にクマを作っているだなんて、まだこの世界が二つに分かたれていた頃には想像もつかない事だった。
「とにかく、休みな。ソファじゃなくてベッドでちゃんと。先に城に報告してくるから、その間だけでも」
「しいな」
 遮るような声の調子に、しいなはぐっと詰まった。気を使うなさっさと報告しろ。そう言われるよりずっと、その声はそれを意味していた。
 しばらく息を吸い続けて、そして大きな溜め息をつく。
「全くあんたといいロイドといい。そんなに急ぐ事でもないのに、今から無理ばっかしてたら息切れしちまうよ」
「ロイド?」
 驚いたように呟いて、ソファの上に伸びていたゼロスが顔を上げる。その視線の強さに内心たじろぎながら、しいなは頷いた。
「イセリアから帰ってくるときに、ちょうど会ったのさ。コレットも元気そうだったよ。あんたにもよろしくって言付かった」
「ふぅん?」
 にやにや笑いながら、ゼロスが器用にソファの上で頬杖をつく。
「つまり、コレットちゃんとロイドくんの二人旅に行き会っておいて、そのまま別れてきたわけだ」
「当たり前だろ? あたしにはあたしの仕事があるんだ」
 その答えの何が気に入らなかったのか、ゼロスは鼻を鳴らした。ソファにもたれかかるようにして、行儀悪く天井を仰ぐ。
「捨てたいときにはンなもん捨てちまって良いんだよ。親善大使なら、いくらでも代わりはいる」
 醒めた声に、しいなは思わず胸の辺りに手をやった。瞬間、息が詰まったような気がしてそうしたが、別になんともない。
 ゆるゆるとその手を下ろしながら、絞り出すように男の名を呼んだ。
「何が言いたいんだい?」
「追っかけなくていいのか、って言いたい」
「……バカな事!」
 しいなは笑った。少なくとも笑おうとした。
「なんであたしがロイドを追っかけなきゃならないんだい? 用があるならともかく」
「そーだなー。ま、コレットちゃんが泣くのも後味悪いしな。しいなが用がないってんならしょーがないんじゃねぇ?」
 しいなはわずかに唇を震わせた。何かを言おうとして言葉にならなかった。体中が麻痺したように、重力に叩きつけられたように、強張ってしまって後退ることも出来ない。
 見抜かれていたのは気付いていた。ちゃらんぽらんに見えて、実は誰よりも注意深く人を見ているゼロスが、ロイドに惹かれているしいなを知っているのはわかっていた。
 けれど、そこから先に踏み込めない理由まで見抜かれていたとは思わなかった。
 そうだ。ロイドにはコレットが居る。コレットにはロイドが居るように。どうしたって、あの二人の絆の間には割り込めない。割り込みたくない。
「……なんか、責められてるみたいだね」
 ようやっと、そう呟いた。ゼロスの方から、必死で目をそむけながら。
「責めてる?」
 意外だ、と言うようにゼロスは繰り返す。ややあってから、そうだな、と呟いた。
 その声の柔らかさに驚いて、しいなはやっとの思いで逸らした視線をまたソファへと戻した。長く伸ばされた髪がうつむいた顔にかかって、その表情は見えない。
「お前には諦めて欲しくなかったのかもなー、俺さま。お前は、ロイドを好きで居るもんだと思ってた」
「――勝手に決めないどくれ」
 無愛想に答える。そうしてから、しいなは顔を曇らせた。
「あんた、やっぱりちょっとおかしいよ。疲れて――」
「ああ、おかしいよ」
 あっさりと言い放たれた言葉に、しいなは面食らった。困惑の極みに立たされた。
 どうしたのだと言うのだろう。
 ゼロス・ワイルダーは、いつでも飄々と人を食ったようにちゃらんぽらんで。斜めに構えながら全てを見ていて。人好きのする笑顔を浮かべながら、女の愛なんて薄っぺらいと呟く男。
 確かに、ゼロスは変わった。あの旅で、しいなが変わったように。けれど、その変化はごくわずかなもので、ようやく信じることのできる仲間を得た、それ故の強さだったのに。
 これじゃまるで、それの正反対だ。
「三竦みって知ってるか?」
 唐突な言葉に、しいなは目をしばたいた。
「あれだろ? カエルがヘビを、ヘビがナメクジを、ナメクジはカエルを怖がって、竦んじまうやつ」
「そーそ」
 相変わらず顔を髪に隠したままで、ゼロスが忍び笑いを漏らす。
「心変わりしたお前なんか見たかねぇ。けど泣いてるお前も見たかねぇ。かと言ってお前が追っかけてくってのも見たかねぇ。――支離滅裂だな」
 今度こそ、しいなは立ちすくんだ。
 なんだ、今のは。
 一瞬引ききった血が、一気に逆流して頬と頭に昇った。
 冗談だ。きっと次の瞬間には、なーんてな、とゼロスがにやりと笑うのだ。そうしたらアホ神子と叫んで怒鳴りつけて一発殴って、踵を返してこの部屋の扉を叩きつけて出ていく。
 それが、いつもの事だ。
 いつもの事なのに。
「……笑わねぇのか?」
 沈黙を破ったのは、ゼロスだった。何を、と、掠れた声を喉から絞り出す。
「冗談言ってんじゃないよとか、アホ神子とか。いくらでも」
 しいなは唇を噛んだ。小さく頭を振る。
「笑えないさ」
 わかってしまったから、笑えない。
 あれは、紛れもないゼロスの本音だ。
 く、と喉の奥で笑った彼は、ソファから立ち上がって窓へと歩いた。しいなに背中を向けて。
「こーんな時だけ鋭いな、しいなは。普段はニブいってのに」
 振り向かない背中を、しいなは食い入るように見つめていた。
 いつからだ。いつの間に、ゼロスはそんな風に見ていたのだろう。彼自身が三竦みと称した、矛盾した感情のただ中に取り残されていたのだろう。
 確かに一度、オツキアイという段階を踏んだことがある。色んなはずみやその場の流れで始まり、冗談なのか本気なのかわからないままだったそれは、結局しいなにはゼロスがわからないまま、今日でおしまいと打ち切られたものだった。
 初対面でまじまじとしいなの胸元をのぞき込んできた彼を『アホ神子』と罵倒してはたき倒した時、一瞬嬉しそうな表情が閃いて、何故だろうと思ったあの日からつかず離れず付き合ってきた。
 仲間として、共に戦場に立ちもした。たくさん助けられてきた。けれど、ゼロスは恩に着ろと言いながらも決してそれ以上は要求せず、かえって笑顔で壁を作ってしいなを寄せ付けなかった。
 まさかと思う。否定しようと思う。
 けれど、目の前の背中は、それを否定しない。
 わずか数歩の距離を、沈黙の川が横切る。逡巡していたのはどれくらいの間だったのか、しいなは拳を両脇で固め、口を開いた。
「わかった。試してやろうじゃないさ」
 詰まりそうになる喉を必死で励ましながら、まるで宣戦布告のようにそう告げる。
 窓際で、ゼロスが半歩だけ振り向いて、顔をしかめるのが見えた。
「つまり、あたしがあんたを見ればいいんだ。あんたを追っかけて、あんたを諦めなければいい。そしたら、あんたはあたしに失望しない」
 ゼロスが息を吸う。一瞬、ゼロスが怒鳴るかと思ったしいなは、思わず身を固くした。が、彼はそれを溜め息にして、やれやれと言った様に手をひらひらさせる。
「冗談も休み休み言えよ? 同情や憐れみなら、他のハニー達からもう胸焼けするほどもらってら」
「そっちこそ! あたしが同情や憐れみで、あんたみたいなどーしよーもなく手の掛かるめんどくさそうな男に、冗談でも惚れると思うのかい?」
 反射的に言い返して、しいなは口を閉ざした。
 ずっと、胸の奥底にあったざらついたもの。ロイドの、決して拒まれることのない、分け隔てない優しさに惹かれながらも、残り続けていた熾き火。
 その正体を、今初めて手探りで求めながら、しいなは慎重に言葉を選んだ。
「あんたが、救いの塔であたし達を裏切った時、あたしは後悔した。ひょっとしたら……あの時、あんたがあたしを『彼女』にした時、あたしがちゃんとあんたに向き合ってあんたをわかることが出来てたら、こんな事にならなかったんじゃなかったかって」
 ゼロスは小さく笑った。相変わらず正面からしいなを見ることはなく、長く伸ばされた紅の髪をいじりながら、その口元にあるのは笑み。
「俺がそうさせなかったんだ。お前が気にする事じゃねーよ」
「ほら! あんたはそうやって壁を作る。入ってくんなって。あたしはそれが怖くてあんたから逃げたのさ」
 そうだ。怖かった。
 惹かれていた。しいなにはない尊大さに、時折ほんの少し垣間見えるわかりにくい優しさに、どこか底知れない瞳が時折ひどく寂しそうに曇る様に。
 あの瞳に見つめられるたびに、理屈ではない部分が引きずられるのを知っていた。
 だから、逃げた。終わりと言われて傷ついた何かを、知らない振りで閉じ込めた。
「それを、あの時悔やんだ。だからもう後悔しない様にする。あたしの意志で。あんたが壁を作るならぶっ壊して乗り込んでやる」
 最後は、もう声は震えなかった。ゆっくりと唇を引き結んで、仁王立ちのように足を踏ん張って、しいなは答えを待った。
「……怖いな」
 ぽつりと呟かれた言葉を、しいなは笑い飛ばして見せた。
「怖いだろ? ぶち壊す方も怖いんだ。けど――失敗に気付いたら、やり直せる。あたしも、あんたも」
 それは、ロイドが言っていたこと。あの旅で、教えられたこと。
「あたしは勝手に、『女にだらしなくていい加減でどうしようもないアホ神子』を作ってた。だからしょうがないんだって逃げてた。でももう逃げない。だから」
「――わーかったよ。降参降参」
 両手を上げたゼロスが、はっきりとしいなの方に向き直った。逆光を背にしたその顔は、おかしくてたまらないという様に綻んでいる。
 知っている。
 これは、ゼロスの、笑顔。
「あーもー、俺さま完全降伏。負けだ負け。やってみろよ、受けて立つから」
 しいなもまた笑った。あきれたように笑おうとしたのに、それはあまり成功しなかった。
「最初から負けだっつっといて、受けて立つも何もないだろ」
 半分以上は照れ隠しの為に両手を腰に当てて、つっけんどんに言い放つ。
 ゆっくり歩いてくるゼロスが、目の前で止まり、しいなの手を取った。手の中の指を弄ぶようにしながら、彼女の名を呼ぶ。
「なんだい?」
 ためらうようなわずかな沈黙の後、ゼロスは唇の端を少し上げた。
「俺は、望まれて生まれたわけじゃない。神子であるために産み落とされて、神子だから生きてることさえ疎んじられた。後はお前も知っての通り、根性の曲がった色ボケ神子様の出来上がり、だ。ホントにそれでもかかってくんのか?」
 囁くような言葉に、しいなは顔を歪めた。ゼロスにとられてない左手を彼の頬に伸ばして、思いきりつねる。
「――バカな事言ってんじゃないよ。今あたしがつねってるのは、一体誰だい?」
「イタタタタタちょっとカンベンしてくださいしいなさん出来ればもうちょっと優しく」
 目尻に涙が浮かんだのを認めた時点で、しいなは手を離した。情けない顔で赤くなった頬を撫でるゼロスの様子にちょっと笑って、そしてしいなは彼の胸元に額をこつんとあてた。
「みんなだって、セレスだって、神子のあんたに用があるわけじゃないよ。あんたがたまたま神子だったんだ」
 それだって、もうすぐ意味のないモノになる。支配するために作られた仕組み、作られた教会。信仰と教義は残し、けれど神子制度は廃止する。その合意が正式に行われるのはもう間もなくの事だ。
「あんたは、ゼロスさ。他のなんでもない」
 ふわりと空気が動いて、ゼロスの手が肩に載った。あの頃はそこまで止まりだった、親しみを表す行為。
「今ここで押し倒したらやっぱり殴られるのかね、俺さま」
「――はっ倒されたくないんならそーゆー事を言わないんだよ!」
 がばっと体を起こして、勢いよくその頭をはたく。いい音が部屋に響き渡った後、その場にうずくまったゼロスをびしりと指さしてしいなは叫んだ。
「時と場合と場所と発言内容と雰囲気を選んで! もっと元気そうな時に言え!」
「注文の多いこって」
 言葉は文句でも見上げてくるその顔はやっぱり笑っている。そう長くもたなかったしかめっつらを笑顔に変えて、しいなは手を引っ張られるままにその側にしゃがみこんだ。
 もう壁はない。作らない。作らせない。
 ゆっくりと近づいてくる青灰色の瞳に、勝手に早くなる心臓の鼓動を必死で気付かないフリをしていると、ゼロスが呆れたように呟いた。
「――目は閉じてするもんだぜ?」
 一瞬きょとんとその顔を見返してから、意味を悟ったしいなは慌てて瞼を閉じる。
「え、こ、こう?」
「上出来だ」
 声の調子からするとゼロスは笑ったのだろうが、その顔は閉ざしたた瞼の向こう側だ。けれど、思い描くことは簡単で、しいなはその笑顔に向かって笑い返した。

 

―了―